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コミケット88 新作CD「88x88」情報(2)

 戸越まごめです。

 昨日告知しました、コミケット88新作アルバム「88x88」ですが、試聴動画のカウンタもかなり回っていて嬉しい限りです。ありがとうございます。m(__)m 今日からは開催日まで、アルバムの内容をテーマを絞って詳しくご紹介します。

 今回のアルバムでは、MIDI一発演奏から、DAWをがっつり使った作品まで多種多様な環境で奏でられた楽曲が揃っていますが、1990年代のDTMは「1台のMIDI音源モジュールによるMIDIデータの一発演奏」が基本。音源モジュールのハードウェア性能に依存するある問題が存在していました。

 多数のオブジェクトが表示されるとフレームレートが落ちるシューティングゲームと原理は一緒で、音源モジュールの能力を超える処理が行われると「発音までタイムラグが生じる」「ピッチベンドの音程の動きが段階的になる」といった事象が発生するのです。つまり、音符の縦の線が合わなくなり、ぐしゃっとした重たい、モタるビートとなってしまう。これが「発音遅延」、通称モタりです。

 これを防ぐには音の数を減らす、発音メッセージをわざとずらすなどの対策をしなければなりません。今はVSTiの時代なので、このような現象からは解放され、縦の線がぴっちり合うのが当然になっていますが、1990年代のDTMでは、この問題にほぼ全員が苦労させられていました。

 今となっては懐かしい現象、ハードウェアの限界を感じるサウンド(?)も、本アルバムでは余すところなく収録しております。特に顕著なのは Track13 に収録の、ことのさんによる「Successful Mission」(林原めぐみさんの歌うセイバーマリオネットの主題歌のカヴァー)。やろうと思えば今の技術ならいくらでも補正できますが、敢えてMIDI一発再生を収録していますので、発音遅延も含めて楽しんでいただければと思います。

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