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2015年8月

コミケット88 新作CD「88x88」情報(3)

 戸越まごめです。

 夏コミ新作「88x88」、告知情報3回目の今日は、SC-88の音色にスポットを当てます。
 
 SC-88には、特徴的な音色が多数存在していて、どの楽曲を演奏してもその音色が使われてしまうと、なんだかスーパーのような通信カラオケような、途端にBGMっぽくなってしまうという魔法のような効果が得られます。
 
 そんなサウンドをいかに脱却するかという試みは、MIDIデータ主体のDTMがメインだった1990年代当時から行われてきましたが、このアルバム最後に収録の「spill」という曲では、作曲者の zts さんは敢えてそのような音色をチョイスしています。その上で、現代の DAW の技術で当時なしえなかった真新しいサウンドを作り出す事に成功、もはや職人芸と言わんばかりの作品に仕上がっております。
 
 使われている音色は以下のとおり。
  • PG#001 Piano 1
  • PG#005 E.Piano 1
  • PG#009 Celesta
  • PG#026 Steel-Str.Gt
  • PG#033 Acoustic Bs.
  • PG#047 Harp
  • PG#049 Strings
  • PG#077 Bottle Blow
  • PG#080 Ocarina
  • PG#123 Seashore (2015/8/13 追加)
  • Drum Set #033 JAZZ Set
 少しでもSC-88シリーズを触った事がある人なら、これら全てがキャピタル音色である事に気づくでしょう。また、これらの音色から得られるサウンドもあらかた想像がつくかと思います。そういった背景を踏まえて、ぜひ Track22 を再生してみてください。きっと良い意味で期待を裏切ってくれるはずですよ。
(2015/8/13追記 ztsさんより Seashore が抜けているとの指摘を受けましたので追記しました。大変失礼いたしました。)
 
クロスフェードデモ

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コミケット88 新作CD「88x88」情報(2)

 戸越まごめです。

 昨日告知しました、コミケット88新作アルバム「88x88」ですが、試聴動画のカウンタもかなり回っていて嬉しい限りです。ありがとうございます。m(__)m 今日からは開催日まで、アルバムの内容をテーマを絞って詳しくご紹介します。

 今回のアルバムでは、MIDI一発演奏から、DAWをがっつり使った作品まで多種多様な環境で奏でられた楽曲が揃っていますが、1990年代のDTMは「1台のMIDI音源モジュールによるMIDIデータの一発演奏」が基本。音源モジュールのハードウェア性能に依存するある問題が存在していました。

 多数のオブジェクトが表示されるとフレームレートが落ちるシューティングゲームと原理は一緒で、音源モジュールの能力を超える処理が行われると「発音までタイムラグが生じる」「ピッチベンドの音程の動きが段階的になる」といった事象が発生するのです。つまり、音符の縦の線が合わなくなり、ぐしゃっとした重たい、モタるビートとなってしまう。これが「発音遅延」、通称モタりです。

 これを防ぐには音の数を減らす、発音メッセージをわざとずらすなどの対策をしなければなりません。今はVSTiの時代なので、このような現象からは解放され、縦の線がぴっちり合うのが当然になっていますが、1990年代のDTMでは、この問題にほぼ全員が苦労させられていました。

 今となっては懐かしい現象、ハードウェアの限界を感じるサウンド(?)も、本アルバムでは余すところなく収録しております。特に顕著なのは Track13 に収録の、ことのさんによる「Successful Mission」(林原めぐみさんの歌うセイバーマリオネットの主題歌のカヴァー)。やろうと思えば今の技術ならいくらでも補正できますが、敢えてMIDI一発再生を収録していますので、発音遅延も含めて楽しんでいただければと思います。

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コミケット88 新作CD「88x88」情報(1)

 戸越まごめです。

 いよいよ今年の夏コミまで一週間を切りました。
 今回のコミックマーケットは 88 回目。マンガの世界で88 といえば、カタログの表紙にもなった新谷かおる先生の「エリア88」を思い浮かべる人が大勢いらっしゃいますが、我々のような DTM ジャンルの中では大半の人が Roland SC-88 シリーズを指すことでしょう。というわけで、今回はコミックマーケット88開催を勝手に記念し SC-88 のコンピレーションアルバムをリリースいたします。
 SC-88 シリーズとは、Roland が発売した DTM 用 MIDI 音源モジュールシリーズ「SOUND Canvas」の一種で、1994 年に初代 SC-88 がリリースされて以降、1996年にSC-88Pro、1999年に SC-8850 といった後継機種が発売されています。今回このアルバムではこれらのハードウェアMIDI音源に加え、今年発売された「SOUND Canvas for iOS」による作品も収録しています。
 参加したミュージシャンは、ハードウェアの音源モジュールを使うしかなかった頃のDTMを経験しているメンバーばかり総勢22人(詳細メンバーは特設サイトおよび動画をご覧ください)。アルバムの前半はMIDIデータの再生を収録した作品で、後半は現代のDAWテクノロジ-を使って昇華させた作品を収録しています。カヴァー作品あり、オリジナルあり、ジャンルごちゃまぜながら、共通項はただ1つ「使用音源はSC-88シリーズのみ」という楽曲ばかりです。合計22曲、収録時間は78分オーバー。正直CD1枚で収められるかヒヤヒヤものでした。(^^;
 そんなアルバム「88x88」(読み方は「はちはち・はちはち」) コミケット88 8/16(日)西り-40b「Super Togoshi Blend」で頒布いたします。 ご興味ご関心ございましたら、ぜひお立ち寄りいただければ幸いです。 ※ 特典として参加した全員のコメントを集めた別冊ライナーノーツ(32P)を付けさせていただきます。

よろしくお願いいたします。m(__)m

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コミックマーケット88 参加情報

2015年8月16日に行われるコミックマーケット88にサークル参加いたします。
日曜日 西地区 "り" 40b 「Super Togoshi Blend」
今回88回目という事にちなんで、準備会発行のカタログの表紙は新谷かおる先生の「エリア88」となっていますが、90年代からDTMをやっていた人たちにとっては、88と言って真っ先に思い浮かべるのはこれしかないでしょう。

http://togoshimagome.my.coocan.jp/88x88/

追って詳細情報を出していきますので、お楽しみに。。。

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